2025.12.18

オーダーメイド雛人形〜文様に込められた意味〜

私たちの身近にある伝統文様には見た目の美しさだけではなく、健やかな成長、幸せへの願いが込められています。
長く大切にされてきた形や色、文様に込められた意味を少しずつ紐解いていきます。

 

有職文様に受け継がれる日本の格式

有職文様は平安時代の宮中装束や儀礼に由来する、正統性と格式を備えた伝統文様です。
その中でも亀甲地は、亀の甲羅をかたどった六角形の連なりによって長寿や繁栄、安定を象徴します。
その亀甲地の上に配される雲鶴丸柄は、吉兆を表す雲と千年の寿命を持つとされる鶴を円文にまとめた意匠で、円満や永続的な幸福への願いが込められています。
有職の様式、亀甲地の安定感、雲鶴丸柄の吉祥が重なり合うことで、文様は単なる装飾を超え日本の美意識と祈りを今に伝えています。

 

 

金襴生地 三丁サビ 菱形

金襴生地は、金糸を用いて織り上げた格式と華やかさを兼ね備えた伝統的な織物です。
その中でも「三丁サビ」は、金糸の輝きを程よく抑え、落ち着いた陰影と奥行きを表現しています。
菱形文様は、古くから繁栄や成長を象徴する形とされ連続することで規則的な美しさを生み出します。
金襴の豪華さに品のある渋みを加えた、格調高い文様です。

 

 

赤の鳳凰と桜文様

鳳凰は古来より平和で豊かな世に現れる瑞鳥とされ、繁栄や高貴さを象徴してきました。
そして赤は生命力や慶び、魔除けの意味を持つ色とされ祝いの場にふさわしい力強さを添えます。
深みのある黒地に、赤の文様が映え西陣織ならではの気品と華やかさを併せ持つ一枚です。

 


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ひなやの雛人形は一体一体、職人 東之華(とうか)の手作り、衣装やお顔などを選んでいただけます。

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【オーダー雛人形の選び方】

オーダー雛人形の選び方① ▶コチラからご覧いただけます

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【修理・リメイク】


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